英語で「約」「おおよそ」「だいたい」の使い分けまとめ

英語で約の言い方6選 英語

英語で「約」ってどういうの?aboutとaroundの違いは?

こんにちは、ティナです!JaPolishでは、主に英語の発信を担当しています。

早速ですが、皆さん英語で「約」と伝えたいときに、どんな英語が思い浮かぶでしょうか?

ぼしお
ぼしお

aboutしか使ったことないなぁ…。

ティナ
ティナ

他にも、aroundやroughly、approximatelyなんて言い方もあるよ。

ぼしお
ぼしお

単語帳では習ったかもしれないけど、使ったことはない!(どや)

ティナ
ティナ

大丈夫、一緒に確認してみよう!

曖昧な数字を伝えたいときは、ネイティブスピーカーはどのような表現をするのでしょうか。それぞれの例文を見ながらその違いについて学んでみましょう!

  • 曖昧な数字を伝える英語表現
  • それぞれの例文と使い方

about – 「約」「だいたい」の定番英語表現

「約」とか「だいたい」を表現するときに使う、定番の単語ですね。下記の例文を見ながら、使い方を確認してみましょう。

  • It cost me about 20 dollars.(これは、だいたい20ドルしました。)
  • We discussed for about an hour.(私たちは、約1時間話し合いました。)
  • It was about 7pm when I left work.(職場を出たのは午後7時頃だった。)

上記のように、曖昧な数字を表現するために使い勝手の良いabout。せっかくなので、別の使い方も確認しておきましょう。

  • I’m about to clean my room.(今から部屋の掃除をします。)
  • She’s about to give a speech.(彼女はこれからスピーチをするところです。)
  • He was about to give up.(彼はあやうくあきらめるところだった。)

上記のように、「about to 〇〇」は「今〇〇をするところ」「今から〇〇するつもり」のような意味があります。ポイントとして、「今すぐ」を強調するので、「in one hour(1時間後に)」などを付け加えると矛盾してしまうので、注意しましょう!

around – 「だいたい」「ざっくり」の定番英語表現

aboutと同じく「だいたい」「ざっくり」といった曖昧な数字の表現で使える定番です。下記の例文を見ながら、使い方を確認してみましょう。

  • The price was around 10,000 yen.(値段はだいたい10,000円くらいでした。)
  • There are around 300 employees in this office.(このオフィスには、約300人の従業員がいます。)
  • Around what time?(何時くらい?)

上記のように、aboutと大きな違いはありませんが、aroundはざっくりとした場所を示すこともできるので、確認しておきましょう。

  • Show me around.(ここらへんを案内してね)
  • We used to live around the station.(私たちは以前、その駅あたりに住んでいました。)

aboutとaroundの違いは?

ぼしお
ぼしお

結局aboutとaroundって何が違うの?

ティナ
ティナ

ほとんど一緒だけど、微妙なニュアンスの違いがあるよ。

aboutの意味

aboutは「まわりにある」イメージです。物事のまわりを囲んでいるようなイメージでしょうか、ふんわりとその物事を囲っている部分を指します。そのため、曖昧な数字を表現する際にも、「約」とか「だいたい」みたいな使われ方をします。

aroundの意味

aroundは「円周上にある」イメージです。物事のまわりをなぞっているようなイメージでしょうか。aboutと同様に、曖昧な数字を表現する際には、「約」とか「だいたい」みたいな使われ方をします。

aboutとaroundの違いは?

結論からお伝えしますと、aboutの方がaroundよりも正確です。仮にぼしおとティナと会う約束をしたとして、その回答がそれぞれ下記だったとします。

ぼしお
ぼしお

I’ll be there about 7 o’clock.

ティナ
ティナ

I’ll be there around 7 o’clock.

どちらも同じ意味にとれますが、より7時に近い時間に来るのはどちらでしょうか?もちろん、現実ではケースバイケースですが、英語の意味だけを考えると、ぼしおがより正確な時間に来ます。

aroundでは円周の言葉通り、時計を想像してみてください。「7時くらい」の場合は、7時を起点として6時30分から7時30分までを意味します。

それに対して、aboutはその時刻の周辺を指すので、「7時くらい」の場合は、その前後10分くらいを意味しています。

aboutとaroundで着く時間が変わる
  • about:物事の周囲を意味するので、「約」「だいたい」の幅がaroundより狭い。7時くらいの場合は、その前後10分くらいを意味する。
  • around:物事の円周上を意味するので、「約」「だいたい」の幅がaboutより広い。7時くらいの場合は、6時30分から7時30分までを意味する。(時計をイメージしてみてね)
ティナ
ティナ

日本人に比べて時間にルーズと言われるけど、そんなことはないの。私が「だいたい7時につく」と言ったら、前後30分は大目にみてね。

ぼしお
ぼしお

…。

approximately – 「おおよそ」「ほぼ」の英語表現

TOEICなどの勉強をされた方はご存知かもしれません、aboutと意味が同じなのにただ長いというapproximately。ちょっと発音しづらく使いづらい印象があるかもしれませんが、実はそこまで珍しい言葉ではありません。実は会話でも使われることがあるので、下記の例文を見ながら、使い方を確認してみましょう。

  • I visited Japan approximately 10 years ago on business.(おおよそ10年前に、仕事で日本に訪れました。)
  • This land has an area that is approximately 2 times wider than that land.(この土地は、あの土地のほぼ2倍の広さがあります。)

ちなみに、approximatelyは長いので、書くときは「approx.」などと省略されることが多いです。こちらも同様に、下記の例文を見ながら、使い方を確認しておきましょう。

  • Circumference: approx. 4km(周囲:約4キロメートル)
  • The duration of the construction: approx. five years(工事期間:約5年)

roughly – 「ざっと」「だいたい」のカジュアルな英語表現

曖昧な数字を伝える際に、先に紹介したaboutやaroundと意味に大きな違いはありませんが、roughlyはよりカジュアルな表現です。そのため、主に会話文で使われます。下記の例文を見ながら、使い方を確認してみましょう。

  • It’s roughly 500 meters from my home to the park.(家からその公園までは、だいたい500メートルくらいです。)
  • It costs roughly twice.(ざっと二倍のお金がかかります。)

nearly – 「ほぼ」「もう少しで」の英語表現

nearは「近い」という単語ですね。そこから察しがつくかもしれませんが、nearlyは「近いけれども、及ばない」という意味です。下記の例文を確認してみましょう。

  • It’s nearly dawn.(もうそろそろ夜明けだ。)
  • Nearly 200 people were attended.(200名近い人が出席した。)

上記の他にも、よく使われる表現として、nearlyには「危うく〇〇しそうになった」という意味もあります。せっかくなので、合わせて確認しておきましょう。

  • I nearly got run over.(危うくひかれるところでした。)
  • I was nearly drowned.(危うく溺れるところでした。)

almost – 「ほぼ」「もう少しで」の英語表現

先に紹介したnearlyと同じ「近いけれども、及ばない」という意味です。日常会話でも頻繁に使われる表現なので、下記の例文を見ながら、使い方を確認してみましょう。

  • It is almost three.(もうすぐ3時です。)
  • Winter is almost over.(冬はもうすぐ終わる。)

almostは状況や動作にも使えるので、合わせて確認しておきましょう。

  • I was almost frozen with cold.(私は寒さで凍るところだった。)
  • My work is almost finished.(私の仕事はほぼ終わった。)

まとめ

今回の記事では、「約」「おおよそ」「だいたい」といった曖昧な数字の英語表現をご紹介しました。

  • 曖昧な数字を伝える英語表現
  • それぞれの例文と使い方

記事中では、よく使われる6つの英語表現を学びましたね。

曖昧な数値を伝える英語表現
  • about – 「約」「だいたい」の定番
  • around – 「約」「だいたい」の定番で、ざっくりとした場所も示すことができる
  • approximately – 意味はaboutと同じ、書き言葉ではapprox.と省略されることがある
  • roughly – 「ざっと」「だいたい」カジュアルで主に口語で使う
  • nearly – 「ほぼ」「もう少しで」の意味
  • almost – 「ほぼ」「もう少しで」の意味

似たような意味ですが、微妙な違いがあったり、書き言葉と話し言葉の違いなどがありましたね。せっかくなので、aboutとaroundの違いについても振り返っておきましょう。

aboutとaroundで着く時間が変わる
  • about:物事の周囲を意味するので、「約」「だいたい」の幅がaroundより狭い。7時くらいの場合は、その前後10分くらいを意味する。
  • around:物事の円周上を意味するので、「約」「だいたい」の幅がaboutより広い。7時くらいの場合は、6時30分から7時30分までを意味する。(時計をイメージしてみてね)

そして、中には使い方で意味が変わってくるものもあったので、チェックしておきましょう。日常会話でも仕事の場でも、よく使われる曖昧な数字の英語表現。ぜひ、マスターしておきたいですね。

ティナ
ティナ

ネイティブスピーカーでも感覚で使い分けている人は多いから、どの表現を使っているのかぜひ聞いてみてね!

以上、ティナでした。

Thank you so much for reading this to the end!!

タイトルとURLをコピーしました