こんにちは、ティナです!JaPolishでは、主に英語の発信を担当しています。
英会話を勉強されている方であれば一度は聞いたことがあるかと思います、broという呼びかけのスラング。海外ドラマや洋画なんかで、若い友人同士が “Hey bro. What’s up?” なんて声を掛け合ったりするシーンがありますよね。
今回は、英語圏の若者が呼びかけに使うスラングについて、ご紹介します。

親しくもない同僚に、突然broって呼びかけられたことある。

軽いノリで声かけたんじゃないかな?もしかしたら、友達になりたかったのかも。

なんか、マウンティング取られてる感あって嫌だったわ…。

もっとポジティブに受け止めよーぜ、bro!
ビジネスの場ではあまり使われませんが、親しい同僚や友人に声をかけるときにスラングを使う方は結構多いです。自分が使うかどうかはともかく、聞き慣れない表現にびっくりしないように、意味と使い方を学んでおきましょう。
- 親しい間柄で使える呼びかけスラング、意味と違い
- 例文とそれぞれのスラング使い方
broの意味と使い方
親しい友人に対してよく使われる呼びかけのスラングです。「兄弟」を意味する「brother」の省略形ですが、呼びかけで使われることがほとんど。あまり知られていない意味として、「パーティで騒いでいる人」というちょっとネガティブな使い方もあります。
bro – 呼びかけとして使う例文
- Hey bro, what’s going on?(よぉ、元気?)
- What’s up bro?(調子どう?)
複数形のbrosは、guysと似たような感覚でしょうか。everyoneのように複数を意味しますが、より親しい印象を与えます。
- Stay awesome bros!!(みんな良い人生を送れよ!)
bro – 友達という意味で使う例文
- He is my bro. We’re like real brothers.(彼は親友で、俺たちは本当の兄弟みたいなんだ。)
- We have been bros since we met.(俺たちは出会った時からずっと親友なんだ。)
bro – パーティーで騒いでいる人という意味で使う例文
- I couldn’t go to sleep last night because some bros held a party outside and kept screaming all night.(昨晩は、外でパーティーしてる奴らがいて、そいつらが一晩中叫んでたせいで寝れなかったよ。)

日本語で言うところの、パリピと似たような感じか。
bro、女性の友人や年上の人に対しても使える?
基本的には使いません。broは主に若い男性同士が使用するスラングなので、女性に対しては使わない方が良いでしょう。「男友達みたいなもんさ。」とあえて使うこともありますが、頻繁に日常生活で女性に対して使う英語ではありません。また、スラングというかなり砕けた表現であることを念頭に置いて、目上の方や初対面の方には使わない方が無難です。
一般的に意味が通じるとは言っても、若者が使用するスラングですので、あんまり連発していると痛い奴だと思われてしまうかもしれません。相手や状況に合わせて、適度に使い分けたいですね。
また、「姉妹」を意味する「sister」という単語の省略形で、sisというスラングがありますが、多く使用されている印象はありません。同じ呼びかけであれば、”Hey girls.” の方が一般的かと思います。
- 若い男性同士が呼びかけに使ったり、親しい友人を意味して使うスラング
- 女性や目上の人に対しては使わない
- 乱用せず、相手や状況に合わせて使い分ける
bro以外の呼びかけ dude、man、mate、buddy、pal
broと似たような意味で使われる英語がいくつかあります。せっかくなので、代表的なものをいくつかご紹介しますね。
dude カリフォルニアのサーファーが好んで使っていた?
使い方はbroと同様、呼びかけや男性を意味する言葉なので、ほぼ置き換えられます。一昔前までは、カリフォルニアあたりにサーファーがよく使用する言葉だったそうですが、今では若者全体に使用されています。broと同様、頻繁に耳にする英語スラングです。
man 言葉の通り男性を指す英単語!
使い方はbroと同様、呼びかけや男性を意味する言葉なので、ほぼ置き換えられます。主にアメリカで使用される印象がありますね。
mate イギリス&オーストラリア版のman!
英単語の意味としては「(動物が)交尾する/繁殖する」という行為を指します。人間に対しては使われません。
ですが、broと同様に男性の友人に対する呼びかけでも使用されます。主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで使われることが多いスラングですね。ちなみに、オーストラリアでは「メイト」よりも「マイト」に近い発音で使われます。使用するスラングやアクセントで、出身地を推測できるって面白いですよね。
buddy 親しい友人、相棒を意味するスラング!
使い方はbroと同様、ほぼ置き換えられますが、意味としてはより親しい印象を与えます。「相棒」のような、一対一で親しい仲にある友人を意味します。主に男性同士で使われますが、異性に対して使うと友達以上恋人未満みたいな誤解を与えかねないので、注意しておきましょう。
pal イギリスのジプシーの言葉が語源?
palという単語は、もともとイギリスのジプシーの言葉で、友達や仲間を意味します。broなどと同様に日常会話で使用されており、主にイギリス出身の男性に使われることが多いです。

同じような意味のスラングが、世界各地にあるなんて面白いよね。
まとめ
今回の記事では、主に若い男性同士で呼びかける際に使われるスラングをご紹介しました。
- 親しい間柄で使える呼びかけスラング、意味と違い
- 例文とそれぞれのスラング使い方
記事中でご紹介したbroの使い方と注意点は下記です。
- 若い男性同士が呼びかけに使ったり、親しい友人を意味して使うスラング
- 女性や目上の人に対しては使わない
- 乱用せず、相手や状況に合わせて使い分ける
スラングを適切なタイミングでさらっと使えたらかっこいいですが、あまり多用すると痛い奴だと思われかねないので気をつけましょう。

何事もほどほどにね!
以上、ティナでした。
Thank you so much for reading this to the end!!