こんにちは、ぼしおです!JaPolishの運営と記事執筆を担当しています。
このページでは、私が日本国内でヨーロッパ系アメリカ人の妻と出会い、付き合い、国際結婚に至った経緯をご紹介します。国際結婚に関する記事は、下記にまとまっておりますので、よければそちらもご参考ください。

まさか、自分が国際結婚をするとは思ってもいなかった。
学生時代からろくに英語の勉強もしてこなかった私が、社会人になってから英会話を独学で学び、国際結婚に至った流れをご説明します。決して国際結婚をお勧めしているわけではありませんが、ご興味のあるかたの参考になれば幸いです。
独学で英会話を学んだ経緯に関しては、下記のページをご参考ください。
- 日本国内で妻となる外国人女性と付き合った筆者の体験談
- 筆者が妻となる外国人女性と国際結婚に至った経緯
初めてできた外国人の友人
社会人になってから、ふと「海外の人と友達になれたらかっこいい!」と思って私は英語の勉強を始めました。英語の勉強をしていることを公言した際に、当時の同僚が教えてくれたアプリが、今は有名なTinderでした。
当時、Tinderはまだ日本での知名度が低く、日本国内では日本在住の外国人がメインユーザーでした。私はそれまで出会い系アプリを使ったことがなかったので、「チャットアプリだよ。」という同僚の言葉をそのまま信じて、彼が設定するまま全ての英語話者orらしき人をLikeしていったのです。
そこで出会ったのが今の妻!ではなく、妻の友人の外国人男性でした。

今思うと、誰かれ構わずLikeしていたことが恐ろしい。
私の英語は中学一年生レベルでしたが、毎日チャットをするうちにその男性と親しくなり、「僕の友達の誕生日会があるからおいでよ!」という誘いに乗って私は出かけたのです。その誕生日会の主役こそが、私の妻となる女性でした。
妻となるアメリカ人女性との出会い
Tinderで出会った外国人男性の友人の誕生日会、というなんとも奇妙なイベントの当日、私は極度に緊張していました。当時の私の英会話スキルは、お世辞にも上手とは言い難く、会話が成り立たないようなレベルでした。
それでも、お酒の力を借りて勇気を出し、見知らぬ外国人のお誕生日会に出席したのです。

あの時、勇気を出さなければ、今も英語は話せてないと思う。まさに人生の転機!
こうして妻となる女性と出会い、互いにうっすらと好意を抱きつつ、友人として時間を過ごし、デートをするようになりました。
アメリカ人女性とのお付き合い
まず初めに、「アメリカ人女性だからこう!」ということはありません。特にアメリカは移民文化なので、多くの文化や価値観が混ざり合っており、一括りにして説明することは不可能だと思っています。
個人の経験として、それまでお付き合いをしてきた日本人女性と比較し、妻となったアメリカ人女性とのお付き合いで気づいた点があるとすれば、下記が挙げられます。
- 良くも悪くも、意見の違いを簡単には受け入れない
- 良くも悪くも、取り繕い過ぎない
- 良くも悪くも、自分に正直
もはや、個人の性格の違いであって、民族的な違いは存在しないと思っていますが、育ってきた環境の違いかな?と感じた部分があるとすればこの程度です。全てに「良くも悪くも」と付けていますが、これは単純に「海外の女性はここがいい!」とか「日本人女性はここがいい!」とか思うことはなかったためです。
それでも、価値観の違いで喧嘩をすることは度々あったので、その内から思い出に残るエピソードをご紹介しますね。
ジャガイモの芽を取るか否か戦争!
日本で教育を受けた方であれば、おそらく共感していただけるかと思うのですが、ジャガイモの芽は料理するときに取りますよね?私は「ジャガイモの芽には毒がある。」と小学校の家庭科で習い、それを信じてきたのですが、妻に「毒の量なんて大したことない、取らなくても問題ない。」と言われて衝撃を受けました。
「それでも気になるから、料理するときにはとってほしい。」と伝えたところ、「そんなこと信じているのはおばあちゃん世代だけだよ。」と嫌味を言われたため、大人気なく私がブチギレ。

今思い出してもイラッとくる言い方だった!

からかったつもりだったの、ごめんね。
何故だか、ものすごい言い争いになり、喧嘩別れするのではないかというぐらいの言い合いになりました。結局、最終的には和解をして、今となっては笑い話ですが、こんな思いがけない価値観の違いで喧嘩になるのだなと学んだ出来事でした。
付き合って3ヶ月で両親に紹介
お付き合いをして、わずか3ヶ月で私の両親に紹介しました。何故なのか言葉で説明できないのですが、付き合い始めた頃からぼんやりと結婚すると思っていて、何も考えずに実家に連れて行きました。
私の両親の最初の質問は、「ぼしおはいつから英語が喋れるようになったの?」でした。
おっしゃる通り、学生時代は勉強もろくにせず、留学経験もない私が突然外国人の女性を連れてきたので、両親はちょっと唖然としていました。私としては驚かせるつもりはなかったので、両親の反応にこっちが驚いたくらいでした。

まさか、付き合って3ヶ月でご両親にお会いすると思っていなかったから、日本の文化かと思って戸惑ったの。

何考えてたのか、自分でもよくわからない。
そして、順調にお付き合いを続けて結婚に至りましたが、そこまでの道のりも平坦ではありませんでした。
国際結婚の手続き地獄

私は国際結婚を絶対にお勧めしません!
理由は明確で、手続きの煩わしさが異常だからです。日本ではただ役所に婚姻届を出す程度の話ですが、日本に住む以上永遠に書類仕事が付き纏います。
何故なら、日本の役所はほとんどが英語未対応!かつ紙資料での申請!
- 妻のビザ申請・更新手続き
- 妻の年金・保険手続き(転職やら退職があったため)
- 息子の両国への出生届
- 息子の保育園・検診・その他諸々手続き
- そのほか、全ての役所仕事
妻は日本語で日常会話ができても、漢字の読み書きができるわけではありません。もちろん勉強すれば良い話ですが、日本の役所はほとんど紙資料なので書くのも一苦労。
そのため、我が家では日本語の手続きは私、英語の手続きは妻が担当と分担を決めました。

住民票の変更、保育園の申請、戸籍謄本の取得、働きながら役所仕事もこなすのは本当に地獄!!!
そして、次に立ちはだかる大きな壁が、米国移住の手続きでした。
米国移住の手続き地獄
英語での手続きなので、こちらは妻が担当。それでも、日本語の書類を取得して自力で翻訳したり、米国から資料を取り寄せたりと大忙しです。
一年がかり、やっとの思いで面接にたどり着くことができましたが、「日本人と結婚していれば、この苦労はなかったな。」と思うと、やはりあえて国際結婚を勧めたいとは思わないですね。
それでも、恋に落ちて結婚するのであれば仕方ない!これも経験と思って楽しむのが、一番だと思います!
日本在住で米国の移民ビザ取得を検討されている方は、下記の記事をご参考ください。
国際結婚を考えている方へのアドバイス
国際恋愛をされている方、または漠然と国際結婚に興味のある方向けに、念の為私の経験からの注意点をお伝えしておきます。私は妻と結婚できて幸せですが、安易に国際結婚に憧れると大変な目に合うかもしれないので、ご注意を!
帰省にコストがかかる!
配偶者となる方の実家がどこにあるのかにもよりますが、私の場合は妻の実家がニューヨークにあるため、毎年膨大なコストがかかります。これは避けては通れないので、覚悟しておくことをお勧めします。
価値観の違いを楽しむ!
お付き合いしているうちは楽しくても、結婚して生活をともにすると、生活習慣の違いで喧嘩することは少なくありません。特に子育ての方針などは、ちゃんとすり合わせていないと揉めがちです。価値観の違いを楽しむよう心掛けていないと、「なぜ、わかってくれないの?」と互いにストレスが溜まるので、価値観の違いを楽しむように心がけましょう。
書類仕事は単純に倍以上!
結婚したという申請を、日本と配偶者の方の国で行うので、単純に労力は二倍かかります。さらに、ビザの取得やなんやらをすると、生きているだけで書類仕事が増えるようになります。子供ができるとさらに増えます。私生活でも書類整理能力が高く求められるようになるので、覚悟しておきましょう。
ホームシックを支える覚悟!
いくら好きで移住したとはいえ、家族や友人が海外にいる以上、ホームシックにはなります。一度や二度ではないですし、時には長く気分が落ち込む時もありますが、そこはしっかり支えてあげてください。配偶者の方は異国の地で生活しているという事実を忘れないようにしましょう。
- 毎年帰省のために膨大なコストがかかる!
- 価値観の違いを楽しむ努力が必要!
- 生きているだけで書類仕事が倍以上発生!
- ホームシックを無条件で支える覚悟!
まとめ
今回の記事では、英語が全くできなかった私が国際結婚に至った流れをご紹介しました。
- 日本国内で妻となる外国人女性と付き合った筆者の体験談
- 筆者が妻となる外国人女性と国際結婚に至った経緯
記事内でご紹介した、国際結婚にご興味のある方向けへの筆者なりのアドバイスは下記です。
- 毎年帰省のために膨大なコストがかかる!
- 価値観の違いを楽しむ努力が必要!
- 生きているだけで書類仕事が倍以上発生!
- ホームシックを無条件で支える覚悟!
国際結婚というと、なんだか聞こえが良いと他人には言われがちですが、実際は同じ人間同士の付き合いなので大きな違いはありません。むしろ、煩わしいことが増えるので、繰り返しますが個人的にはお勧めしていないです。
いつか、もっと国際結婚の手続きが楽になる世界が来たらいいなと思いますが、国という枠組みがある以上は仕方のないことかもしれませんね。

面倒は多いけど、それでも毎日楽しく過ごしてるよ!

個人レベルでの違いは感じることが少ないけど、学生生活や食文化は楽しく学べる文化の違いの一つかも!

ジャガイモの芽は取ってね。

しつこい。
以上、ぼしおでした。
本記事を最後までお読みいただきありがとうございます。
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