こんにちは、ティナです!JaPolishでは、主に英語の発信を担当しています。
“used to”は「以前は〜したものだ」、”be used to”は「〜に慣れている」という意味がありますが、うまく使いこなせているでしょうか?

単純に過去形を多用しちゃっているかも。

とても便利な英語フレーズだから、ぜひマスターしておこう!
今回は、会話中でも使いやすい”used to”と”be used to”の英語表現に関して、その意味と使い方をご紹介します。英会話教室やオンライン英会話でも、この二つのフレーズをマスターしておくと表現の幅が広がるので、ぜひポイントを押さえておきましょう!
- “used to”と”be used to”の意味と使い方
- “used to”を使った便利な英語フレーズ!
“used to”と”be used to”の違い
“used to”を使った英語表現で、意味が混同されがちなのが”be used to”です。この二つの英語表現の違いと使い方を学んでおくと、応用が簡単になります。まずはそれぞれの例文を確認してみましょう。
- I used to live in Tokyo.
- I am used to living in Tokyo.
“used to”はその後に動詞の原型が続き、”be used to”はその後に動名詞が続いていますね。そもそも、“used to”は助動詞としての役割なので、その後には動詞の原型が続きます。対して、“be used to”の”used”は「慣れている」を意味する形容詞なので、toの後には名詞か動名詞が続くのです。
それらを踏まえて、改めて例文と意味を確認すると、しっくりくるかと思います。
- I used to live in Tokyo.(以前、私は東京に住んでいました。)
- I am used to living in Tokyo.(私は東京での生活に慣れています。)
ここをしっかり押さえておけば、意味を読み違えたり、使い方に戸惑うことがなくなるはずです。同じような形をしていますが、実際は違う英語表現であることを理解しておきましょう!
- “used to”は助動詞としての役割、その後には動詞の原型
- “be used to”の”used”は「慣れている」を意味する形容詞、toの後には名詞か動名詞
used toを使った便利な英語表現

前述で、”used to”と”be used to”は別の役割と意味があるとご紹介しました。他にも、“used to”を使った便利な英語表現がいくつかありますので、合わせてご紹介します。
used to – 以前は〜したものだ
“used to”は過去の習慣や過去の状態といった、現在とは違う過去を表現する助動詞です。注意すべきポイントとしては、現在と比べてというニュアンスを含んでいるということです。「以前は〜だった(今はそうではない。)」という補足的な意味が隠れているので、押さえておきましょう。
- There used to be a house.(かつて、そこに家があった。)
- He used to be a comedian.(以前、彼は漫才師でした。)
- I would like to talk to the person who used to be in charge.(私は以前の担当者とお話がしたいです)
“used to”の疑問系・否定系
“used to”の疑問系・否定系は”did”を使うことができます。“did”を使うことで、”used to”は”use to”となりますが、実際は”used to”のまま使用する人も多いです。口語として不自然ではないレベルで使用されていますが、時制を揃えて”use to”にしておくと良いでしょう。発音に差はないため、英会話の中では違いに気づくことはまずないかと思われます。
- Did you use to live in Tokyo?(以前、東京に住んでいましたか?)
- I didn’t use to like exercise, but now I love it.(私は運動が好きではありませんでしたが、今は大好きです。)
be used to – 〜に慣れている
“be used to”の”used”は「慣れている」を意味する形容詞です。そのため、toの後には名詞か動名詞が続き、「~に慣れている」「~することに慣れている」という意味を持ちます。
- I’m used to online criticisms.(私はネットでの批判に慣れている。)
- She is used to taking a long flight.(彼女は長時間のフライトに慣れている。)
- I’m used to it!(そういうことには慣れてます!)
get used to – 〜に慣れる
“be used to”の”be”は状態を表しているため、「〜に慣れている(状態)」を意味しています。それに対して、“get used to”は”get”を使用して「〜することに慣れる(変化)」を意味します。慣れていない状態から、慣れた状態に変化することの英語表現ですね。
- I got used to driving a car.(私は車を運転することに慣れた。)
- I want to get used to English even a little bit.(私は少しでも英語に慣れたいです。)
- Do you get used to working with him?(彼と働くことには慣れた?)
be getting used to – 〜にだんだん慣れてきている
“get used to”が状態の変化の表すのに対して、その進行形“be getting used to”は、「だんだん〜に慣れてきた」を意味する英語表現です。
- I’m getting used to it little by little.(私はそれに少しずつ慣れてきている。)
- I’m getting used to life in Tokyo.(私は東京での生活に慣れてきている。)
- He is getting used to his new job.(彼は新しい仕事に慣れてきている。)
まとめ
今回の記事では、”used to”と”be used to”の違いと使い方をご説明し、”used to”を使った便利な英語表現を例文と合わせてご紹介しました。
- “used to”と”be used to”の意味と使い方
- “used to”を使った便利な英語フレーズ!
記事中でご紹介したポイントと、英語表現をまとめましたのでご確認ください。
- “used to”は助動詞としての役割、その後には動詞の原型
- “be used to”の”used”は「慣れている」を意味する形容詞、toの後には名詞か動名詞
- used to – 以前は〜したものだ
- be used to – 〜に慣れている
- get used to – 〜に慣れる
- be getting used to – 〜にだんだん慣れてきている
日常的に使用できる便利な英語表現なので、ぜひマスターしておきましょう。自身が今までどんなことをしていたのか、どんなことに慣れ/不慣れなのかを説明することもできるので、自己紹介の場面でも使いやすいフレーズばかりです!

転職先での自己紹介なんかでも活用できるね!

新しいツールに慣れないんだよね、なんて話すと助けてもらえるかも。
以上、ティナでした。
Thank you so much for reading this to the end!!